兼松の宮部佳也社長は、今期苦戦している鉄鋼事業の米国鋼管ビジネスについて「高値の在庫が底をついてきた」と調整進展の手ごたえを語る。 来期の復調と需要回復を期待する一方、一抹の不安はトランプ大統領による関税。「今のところ日本は対象になっていないが、仮にそうなれば影響しかねない」と鋼管輸出への打撃を懸念していた。