鉄鋼労使が「2年サイクル」と呼ぶ隔年交渉を取り入れてからすでに四半世紀が経過した。この仕組みを導入した1998年当時は、日本はバブル崩壊後のデフレ経済下にあった。鉄鋼業では合理化の波が押し寄せ「雇用維持」が労使共通の課題となっていたころだ▼鉄鋼、非鉄金属、造船重機などの産別組合、基幹労連では、賃金などの重要な労働条件を交渉する年を「総合改善...