財務省が23日に発表した2024年(暦年)の貿易統計(速報)によると、鉄鋼輸出は前年比3%減の3139万トンとなり2年ぶりに減少した。建材を中心に世界の鋼材需要が振るわず、中国勢の輸出攻勢で鋼材市況も低迷。通商措置の拡大もあって、1ドル=150円台の円安局面にあっても輸出量は増えなかった。 金額換算では円安効果で2・4%減の4兆3952億円...