中国地区ニッケル系ステンレス薄板は弱含みスタート。昨年8月のメーカー値上げ分の価格転嫁は流通各社が踏ん張ったものの、安価な輸入材の存在に足を引っ張られ、完全浸透には至っていない。諸経費高騰の中でも、販価を下げざるを得ない場面があるかもしれないと危惧している。 市況感は地域によって温度差があり、広島・山口は需要家が少ないことから関西地区よりは...