鉄筋用小棒の需要低迷が長期化し、電炉各社の減産傾向が続いている。普通鋼電炉工業会(普電工)によると、2024年度の鉄筋用小棒の国内向け出荷量は昨年11月までで422万1315トン(速報値)と前年同期を5・3%下回った。深刻な人手不足や建設費の上昇に加え、建設業の「2024年問題」が顕在化し工事の遅延や延期、中止が発生したことで需要が減少。鉄筋...