エンジニアリングの存在意義とは何か―。そう自問自答しつつ日々の仕事と向き合ってきた。「カーボンニュートラルはまさにエンジの出番。どこまで社会に貢献できるか」。自社の役割に確かな手応えを感じつつ、還暦を迎える。 事業再編の準備作業に2度携わった。最初は新日本製鉄から日鉄エンジニアリングが分社化した2006年。12年の新日鉄と住友金属工業合併前...