首都圏を主な市場とする東京地区の条鋼建材製品は、軟調な地合いのまま新年の商いを迎えた。建築需要は依然盛り上がりを見せず、市中の需給もタイト感を欠いている。 異形棒鋼は安値寄り。需要指標となる全国のRC造の着工床面積は、昨年5月から11月まで前年割れが続く。一方で工事単価は人手不足や資材高騰で上昇傾向が続き、中小規模のビルなどの工期が延期され...