10月の海外鉄鋼月間市況は、中国政府による金融緩和や不動産購入制限の緩和など景気対策への期待感で大きく上昇しかけたが、思惑先行で実効が伴わないまま中国の鉄鋼メーカーが増産に動き、混沌とした値動きとなった。一部の中国勢は熱延コイルの輸出価格をトン当たり500ドル台後半でオファーしたものの、最終的には500ドル台前半に落ち着いた。 中国鋼鉄工業...