足元の鋼材需要は総じて低調で主力の建築・建材分野をはじめ自動車、建機・産機などの製造業分野も含めて精彩を欠く。この影響が店売り市場にも及び、末端実需は一向に盛り上がらない。市中の荷動き、引き合いも小口当用モノの域を出ずにいる。首都圏の店売り厚中板市況は11月に入り軟化基調が強まるとの見方が広まる。動意が乏しい中で安値輸入材の影響が鮮明になり...