日新製鋼が企業年金基金の制度改定に踏み切る。基金の財政悪化により企業負担が膨らんでいるためで、旧制度適用者の給付条件を現制度並みに引き下げることで負担軽減を図る。これにより積立不足の償却負担軽減で年8億円、企業年金基金へのキャッシュ負担軽減で2億円弱の効果が見込まれている。給付引き下げには対象者の3分の2の同意が必要だが、対象者4300人のう...