関東地区で鉄スクラップの需給構造に変化が生じている。大手を中心にヤード業者が輸出対応を積極化。湾岸では週5万トン超と高水準の船積みが常態化しており、地場電炉メーカーからは「減産しても需給が緩まない。市況も下がりにくくなった」(購買担当)との声が多く聞かれる。従来は発生余剰だった関東地区の鉄スクラップは、輸出の存在感が増したことで需給バランスが...