ステンレス鋼板の荷動きは低迷している。今月は建築関連が一部動き始めてきたものの、販売水準は依然低位。今後の見通しも相変わらず不透明で、我慢の時期が続きそう。 この数カ月間、ニッケル系ステンレス冷薄相場は上昇基調にあるが、秋以降から弱含む可能性がある。メーカーが値下げを始めた8月契約分以降の材料が、流通業者に入り始めるからだ。ただ、値下げ前の...