――この20年間を振り返って。 「2004年の統合時は、中国の粗鋼生産が毎年1億トンずつ伸びていた。私は05年から6年間、北京に駐在したが、急成長の最中にある中国から原料を安定調達することが大きな使命だった」 「北京駐在で感じたのは、中国が原料の輸出国ではなく、輸入国になったということ。そこで、中国向けに鉄鉱石などの原料の販売をスタートしたが...