「夏枯れで品薄なのに、ここまで下がるとは…」――関東地区の鉄スクラップ市況は7月中旬からの下落幅が1万円を超えた。冒頭の声は鉄スクラップ業の経営者がため息交じりに発した一言。これに「やはり電炉メーカーの生産減の影響が大きい」との声が続いた▼例年7~9月は多くの電炉メーカーが定期修理に伴い炉休する夏季減産期。ただ、今年は例年にも増して生産水準...