鉄スクラップは引き続き、円安や発生薄が市況を支える展開が続きそうだ。一部電炉は今月、夏季減産に入る。5月末ごろより製鋼を停止していた東京製鉄田原工場は挽回生産体制を敷くとはいえ、中部電炉の今月の粗鋼生産は45万トン前後と生産水準は高くない。 海外筋の日本産原料への需要意欲がさえないとはいえ、購買が全く無いわけではない。発生の品薄感が強い中で...