早いもので、今年はもうすぐ折り返し。今年前半の鉄スクラップ国内市況を振り返ると値動きの少なさが際立つ。東京製鉄の買値で言えば、今年前半に上げ下げした回数はわずか4~5回。昨年後半から続く凪(なぎ)の相場展開がより鮮明となっている▼電炉メーカーの鉄スクラップ買値(H2)はトン5万円前後。かつては想像できない高値で安定している。これはカーボンニ...