物件の予定は底堅いが着工時期が不透明。延期された東京五輪開催中の工事中断も影響し、21年度の出荷量は前期比10%前後の減少になるのでは。コロナ禍による建設投資意欲の減退や新東名・リニアの工事に遅れが出ていることも気がかりだ。一方、コロナ禍は戸建てや中低層マンション、物流倉庫の需要増というプラス要因もある。防災・減災対応で年後半の土木需要にも...