2023年は全国的に前年まで好調だった大口案件の端境期と言われ、九州でも天神ビッグバンなどの都市開発が基礎工事を終え、鉄筋をはじめ鋼材荷動きにやや陰りが見られた。中小案件はさらに荷動きが精彩を欠き、また高値玉が入荷したことにより流通は採算も悪化する渋い年となってしまった。24年は九州鉄鋼業界が巻き返しを狙う年となる。福岡を中心に都市開発に新た...