純銅系板条製品の需要が急回復している。今夏から自動車関連が復調し、一部メーカーはコロナ特需で需給がひっ迫した2021年度並みの販売計画を立てる。一方、半導体関連需要は回復のめどが立たず、製品構成次第でメーカー間の回復具合に強弱がある。今年度下期における国内の銅条総生産量は22年度下期(約13万トン)を上回る可能性も否定できない。