ステンレス熱間圧延鋼材の2022年度の生産量は、自動車関連需要の回復遅れに加えて、下期からニッケル系冷延薄板をはじめサプライチェーン全体の在庫調整の影響により水準が落ち込んだため、10・5%減の231万2千トンにとどまった。 鋼種別にみると、40%を占めるクロム系は8・4%減、37%を占めるニッケル系(モリブデン含有鋼種除く)は12・1%減...