「設備トラブルの影響を最小限にすることができた」と話すのは、中山製鋼所の箱守一昭社長。今年5月初旬、取鍋を介して溶鋼を電炉から連鋳に移し変える「レードルターレット」のベアリングが摩耗し、ターレットの稼働が困難となった。新たなベアリングを手当てし、設備が復旧したのは10月初旬だった。 ただ、その間もターレットが回転できるよう、鉄スクラップの投...