大同特殊鋼は先月31日、渋川工場に増設した真空アーク再溶解炉(VAR)1基が9月から稼働を開始したと発表した。航空エンジンなどに使用されるニッケル基合金や半導体製造装置向け等用途のクリーンステンレスなど、今後需要増が見込まれる高級鋼の増産体制を確立し、供給能力増強を図る。 VAR(Vacuum Arc Remelting)は特殊二次溶解法の...