呉製鉄所(現瀬戸内製鉄所呉地区)の誕生は、戦後間もない1951年(昭26)にさかのぼる。当時の日亜製鋼(後の日新製鋼、現日本製鉄)が旧日本海軍の呉海軍工廠跡地に建設した「呉工場」として発足した。 中国地方では初となる第1高炉を62年に、66年には第2高炉を建設し、高炉2基体制を整備した。約60年にわたりともし続けた高炉の火は地元経済を支える...