鉄骨建築物や土木資材に用いるH形鋼や一般形鋼の関東市況が、弱基調のまま下期を迎えようとしている。足元では原料の鉄スクラップが反発し弱材料が一つ減ったが、肝心の需要は盛り上がらないままだ。8月中旬にトン3千円安となったが、今後の需要動向やメーカーの売り出し方針によってはさらに下落する可能性もある。一部の流通大手が先行して安値対応を拡大しているこ...