一般鋼材製品を取り巻く店売り市場の動きは、全国的に低迷状態から脱する気配が乏しく、早くも夏枯れの様相を呈しそうだ。これにつれて、鋼材市況も全般的に弱基調の度合いを強めており、首都圏では、とりわけ薄中板のジリ安ムードを鮮明にしている。汎用的な熱延品(黒皮=中板、酸洗)については値崩れを懸念する声も出始めており、当該流通扱い筋の今後の売り腰が注視...