三菱マテリアルは2028年までをめどに、欧州地域での切削加工用刃先チップの生産能力を最大10倍程度に拡大させる。安定供給体制を世界的に強化するとともに、伸びが見込まれる欧州需要に対応することが狙い。スペインの既存拠点で建屋や製造ラインを増設して段階的に増産する。またドリルやエンドミルなどに関する新拠点を東欧地域で開設することを検討する。