伸銅品の板条製品において、今年度下期に回復するシナリオが現実味を帯びてきた。日本伸銅協会が下期の需要回復見通しを発表した3月末時点では「希望的観測」との見方がメーカー間で強かったが、先月から一部顧客からの自動車や半導体関連の条製品の受注が上向き始めた。足元の需要水準は依然低調で予断を許さない状況であるものの、「お先真っ暗の状況から一筋の光が...