鉄線やナマシ線などの普通線材製品市況は、不需要期となる夏場に向けて下値を探る展開となりそうだ。素材の普通線材の輸入価格は軟調推移が続く。輸入価格の下落は国内市況の下押し要因となる。需要好転への材料が不在の中、電力代などコスト高に直面する伸線メーカー各社が採算重視の姿勢を貫けるかが試される。