アルミ圧延事業を手掛ける国内上場大手3社の2023年3月期決算が出そろった。国内の缶材や自動車材、半導体製造装置用厚板が振るわなかったことに加え、原燃料価格高騰分の価格転嫁遅れなどが響き全社が減益で、神戸製鋼所(アルミ板事業)は通期で赤字転落となった。 国内のアルミ圧延品市場は、自動車生産の回復遅れで自動車材が振るわなかったほか、外出制限の...