日本製鉄は2023年度の設備投資額(連結、工事ベース)を前年度比約3%増の4500億円とする計画だ。堅調な業績を背景に2年連続で前年度実績を上回る。日鉄は国内製鉄所の競争力向上策として量から質への転換を進めており、高級鋼のさらなる強化を狙った大型投資を継続する。 重点領域の一つが自動車向けの超ハイテン(高張力鋼板)だ。車用鋼板の中核拠点とな...