「最悪期は脱したように見えるものの、2023年の鉄鋼需要は依然として弱い」――。欧州鉄鋼協会(ユーロフェル)が先週発表した需要見通しは2月時点から下振れし、エネルギーコストの高騰やインフレに苦しむ域内市場の状況を改めて反映するものとなった。 ユーロフェルのアクセル・エッゲルト事務局長は声明で、輸入鋼材は需要減で量こそ減っているものの、市場に...