需要回復が待たれる建材薄板業界で、主力分野の一つ、住宅市場の関連指標に好転の兆しが見受けられる。「(端境の長期化に伴う)落ち込みの一巡によるもの」(メーカー筋)と慎重な見方が根強い一方、未曽有のコスト高で需要の価格弾力性は乏しい。底入れの時期やその判断材料に関心が集まる中、依然不透明感の払しょくには至らず、今年度も持久戦の様相が色濃い滑り出し...