亜鉛やニッケルといった鉄鋼向け非鉄金属の国際価格に、下げ止まり感が出てきた。中国経済の先行きに対する警戒感や、米地銀の破綻を発端とした欧米の金融不安などの懸念が後退し、市場が落ち着きを取り戻しつつある。足元では、米国の景気後退懸念が新たな懸念材料となっているものの、今後は最大消費国である中国がけん引する形で、世界需要が回復していくとの見方が強...