屋根や壁などに使われる建材薄板の需要回復が遅れている。物流倉庫や都市部の再開発など大型物件は底堅い需要を維持しているが、工期の短い中小物件や戸建て住宅の建築需要は不振が続く。カラー鋼板や亜鉛めっき鋼板などの建材薄板市況も昨秋に一段高に切り上がって以降、足踏み状態となっており、市場では上昇に一服感が広がっている。 半導体関連の投資が著しい九州...