2022年は、九州経済にとって未来への種をまいた年だった。日本政策投資銀行九州支店が発表した九州7県での22年度設備投資額(計画値)は、前年度比14・3%増の9778億円。2年連続の2桁増は過去20年で初だった。鋼材流通にとって名だたる大口案件は、いわゆる「ヒモ付き」として商流に乗れていなければ関係がないという向きもあるが、波及効果で急激な人...