2023年がスタートした。日本鉄鋼業は、コロナ禍で需要が急減速した20年度をボトムに、回復傾向をたどっている。一方、足元では世界経済の減速懸念、需要業界でのサプライチェーン(供給網)混乱、資源・エネルギー高といったリスク要因が少なくなく、先行き不透明感は払しょくされていない。日本鉄鋼業にとって今年はどのような年になるのか。日本鉄鋼連盟の北野嘉...