阪和興業の業績が好調だ。従来の国内鋼材販売や非鉄金属関連での事業強化に加え、ニッケルやクロムに代表される海外金属資源への先行投資が実を結び始めた。さらに経済発展が著しい東南アジアでの鉄鋼事業で独自の「そこか(即納・小口・加工)」戦略が浸透し、海外販売子会社が新たな収益の柱になっている。今年4月に古川弘成社長(現会長)からバトンを受け取り、陣頭...