――まずは昨21年度の総括から。 「海外市況が高水準で推移したこと、スプレッド改善を進めたことにより、自動車、特殊鋼、冷延・表面処理、熱延の四つのユニットとも黒字を確保できた」――現在の薄板事業を取り巻く環境について。 「薄板セクターの販売先は約5割が広い意味での自動車向けとなる。自動車生産の回復遅れが当社の数量減につながっているが、半導体不...