アジア市場で熱延コイル市況が一段安の様相を呈している。共産党大会が閉幕した中国からは内需の先行き不安で輸出攻勢が強まり、先週にはトン当たりCFR500ドル台半ばの提示価格が出始めた。ただ買い付けの動き自体が弱く価格を下げても注文は集まらない情勢で、調整局面は長引きそうだ。 中国ではゼロコロナ政策の転換や大規模な景気対策の望みが薄くなったこと...