欧州委員会は、鋼材26品種に課しているセーフガード(緊急輸入制限措置=SG)の運用を7月から見直した。ロシアのウクライナ侵攻でサプライチェーンが混乱している状況を受け、関税割当数量(クオーター)の配分調整や自由化率の拡大を行い、わずかながら「門戸」を拡大している。 EUのSGは米国の「通商拡大法232条」に対抗する形で2018年3月から調査...