全日本特殊鋼流通協会がまとめた5月の流通統計によると、全国の特殊鋼販売量は前年同月比7・2%減の13万8千トンとなり、2020年9月以来の14万トン割れとなった。営業日数が少なかったことが大幅減の主因だが、店売り需要が振るわないことも影響している。 品種別では機械構造用炭素鋼が5%減の6万3千トン、構造用合金鋼が11%減の4万2千トン、特殊...