ロシアのウクライナ侵攻以降、価格の高止まりが続いていた海外の合金鉄(フェロアロイ)市況が調整局面に入っている。鋼材価格の軟化などを受けて、高値のオファー(提示価格)は姿を消しつつある。ただ、ロシアの侵攻をきっかけに急騰したエネルギー価格は依然高値圏で推移しており、電力を大量に使う合金鉄の生産コストは、なかなか下がらない。市場では、調整後は下げ...