東京製鉄は20日、7月契約の鋼材販売価格を全品種で前月比据え置くと発表した。全面据え置きは2カ月連続。海外市況は依然調整局面だが、鉄鋼メーカーの採算を下回る水準となり、今後の底入れが想定される。国内では大型案件を中心に建材需要が堅調。中小案件の手配遅れで市中荷動きはやや緩慢だが、7月以降は電炉メーカーの夏季減産で需給が引き締まる見通し。薄板類...