「今回の転嫁値上げは非常にハードルが高い。前回とは様相が全く違う」とは首都圏の有力鋼板流通筋の弁。一連のメーカー値上げを受け、売り先に理解を促しながら唱え値上げに本腰を入れるが、その浸透度は「予想以上に遅く、いまだ前回分の積み残しをヘッジした程度。新規値上がり分にはほぼ未着手」なのが実態だ。仲間売りでこの状況なので直需向けは言わずもがな。明...