タイヤ補強用スチールコードの需要が、新型コロナ前の水準に回復してなお堅調に推移している。目安となる消費量は、3月にかけて13カ月連続のプラスを記録。サプライチェーン(供給網)の混乱が長引く影響で自動車の生産が正常化に至らない中、活発なタイヤの交換ニーズが下支えになっている。 日本自動車タイヤ協会によると、タイヤの補強材として使用するスチール...