五十鈴の設立70年を振り返るとき、2代目社長の鈴木貴士氏(現顧問)の存在感は大きい。CEOとしてグループ総帥の立場にあり、分社政策をとる五十鈴においては社長職が何人もいるため「代表」の呼称が、社内外で長く定着した。 大学を卒業後は三菱商事に勤め、自動車鋼材ビジネスを通じて鉄の世界を経験。30歳で五十鈴(当時は五十鈴鋼材)に入り、管理部門を歴...