ロシアのウクライナ侵攻で、世界の鉄鋼市場をめぐる環境が一変してきた。両国からの鉄鋼輸入が途絶えた欧州では市況が急騰し、これがトルコや中東など周辺地域にも波及。世界の熱延コイル市況は再びトン1千ドル台へ突入しつつある。ただ原料炭や鉄鉱石、そして海上運賃(フレート)といったコストも大きく上昇しており「ホット1千ドル」でも採算は不安視される状況だ...