先頃、政府は佐渡島の金山(さどのきんざん)をユネスコの世界遺産に推薦することを決定した。新潟県や佐渡市、地元経済界は2006年から活動を継続し、機運を盛り上げてきた。幾度となく国内候補の段階で他の遺産との競合に敗れたが、そこから課題を学び、遺産の価値を再定義しながら、粘り強く取り組んできた。