財務省が20日に発表した2021年(暦年)の貿易統計(速報)によると、全鉄鋼ベースの輸出は前年比6・9%増の3401万トンとなり、8年ぶりに増加へ転じた。前年はコロナショックの影響や高炉の一時休止による輸出余力の低下で19年ぶりの低水準となったが、21年はペントアップ需要(繰越需要)による引き合い増で薄板の下工程品種や特殊鋼を中心に輸出量が...