3年に及ぶコロナ禍はいまだ解決の兆しもはっきりせず、鋼材単価は10万円の大台を超えた。高炉は前年の赤字から一転して黒字化する一方、電炉は鉄スクラップの高騰を受けて本年もさらなる鋼材単価の上昇が予想される。世界的にインフレ懸念が高まる中、単価上昇の影響が懸念される年がスタートする。 いまだ出口の見えないコロナ禍だが世界はたくましく乗り越えて経...